園児の安全を守ります。 今年5月、滋賀県大津市で起きた園児の死傷事故を受け、観音寺市で安全対策工事が終わった園児の散歩道を保育士らが確認しました。
これに先立ち、観音寺市役所では白川市長が観音寺保育ブロック会の友枝副会長に蛍光色のベストを渡しました。 このベストは観音寺市の22全ての幼稚園や保育所などに配られて、職員が園外での活動時に身につけて車へ注意を喚起します。
(観音寺市/白川晴司 市長) 「園児の先生方がベストを着用することで啓発ができて子どもたちを守っていただけると思う」
観音寺市の大野原保育所前では、保育士ら10人が早速このベストを身に着けて、安全対策工事が行われた道路を確認しました。
(記者) 「以前は植木があるため、前の車道に出てから安全確認をする必要がありました。こちらに横断歩道が移ったため、歩道からでも安全確認ができます」
観音寺警察署などでは、今年5月に大津市で起きた園児2人の死亡事故を受けて、観音寺市の幼稚園や保育所の15の散歩道を点検しました。 その結果、約10カ所見通しの悪い場所や道路幅が狭く危険な場所があることが分かりました。そこで市では順次、安全対策工事を行っています。
18日は観音寺警察署の署員が工事を行った2カ所の改善点を説明し、安全な横断歩道の渡り方を指導していました。
(大野原保育所/勝賀瀬喜久子 所長) 「今から秋になっていくのできょう指導していただいたことを気に掛けながら安全に気を付けて散歩に行きたい」