昨年7月の西日本豪雨で倉敷市真備町に浸水被害などをもたらした小田川で、地下からの水漏れなどを防ぐ本格的な堤防整備が始まりました。
国土交通省と岡山県などが行う堤防工事です。21日朝、倉敷市真備町有井から川辺にかけた小田川の河川敷に建設機械が入りました。
西日本豪雨で小田川では、川の水が堤防の下の地層を通って住居側に漏れました。国土交通省の調査によると堤防のすぐ下が水を通しやすい砂や小石の層になっていることが分かりました。
今回の工事で堤防沿いの約1キロの区間に、幅約90センチ長さ約20メートルの鉄の板を打ち込みます。23日には小田川の服部地区で堤防強化工事が始まります。
また、岡山県が管理する末政川、高馬川、真谷川でも準備が整い次第、着手する予定です。