万が一のとき、迅速に対応します。高松市で踏切事故を想定した訓練が行われました。
(訓練の様子) 「大丈夫ですか?意識なし救出不可!」
訓練は、ことでんが毎年この時期に行っているもので、四国運輸局や消防も加わり約100人が参加しました。
訓練のシナリオは、高齢者の運転する車が踏切に進入し、列車が衝突して脱線したという想定です。 列車の乗務員は、事故の状況を関係部署に伝え、負傷者を救助し、乗客たちを安全な場所へ誘導しました。
(中濱綾那リポート) 「指揮本部が緊急に立てられ、車の中に閉じ込められた高齢者をガラスを割って助け出そうとしています」
救急隊員と乗務員による救助活動の後、事故車両の撤去など一連の対応を確認し、関係者どうしの連携を深めました。
(高松南消防署/内山裕詞 救助係係長) 「遮断機は車で押し上げることができるので、前方後方確認してゆっくり脱出してください」
ことでんでは、昨年度、踏切での車の事故が2件あり、うち1件が高齢者による事故でした。