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「ながら運転」12月から厳罰化 ドライバーの意識や企業の対策は? 岡山

 12月から「ながら運転」が厳罰化されます。携帯電話やカーナビなどを見ながら運転する、いわゆる「ながら運転」で起きた全国の人身事故の件数は2008年から増え続け、2018年は2790件、10年で2倍以上に増えました。

 特にスマートフォンの普及により、携帯電話の画像を見ながら運転して人身事故を起こした人は3倍以上となっています。この非常事態を受けて国は「ながら運転」の罰則を強化することを決定し、12月、改正道路交通法が施行されます。

 例えば軽自動車や乗用車を運転中にスマートフォンを持っていた場合、これまで1点だった違反点数は3点、反則金は6000円から1万8000円と3倍になります。さらに「ながら運転」が原因で事故を起こしかねない危険を生じさせた場合、反則金制度の対象から外して刑事手続きのみとなります。

 岡山県警はチラシを配るなどして、啓発活動に努めています。岡山県では2018年までの5年間で「ながら運転」が原因とみられる事故が218件起きました。そのうち4件が死亡事故です。

 「ながら運転」の厳罰化についてドライバーは?

(ドライバー) 「当たり前じゃないかな。(ながら運転は)しない。仮になっても会社で約束事で決めているのが、駐車してもいいところへ停めて電話はいれてよって感じで会社の流れではやらしてもらってるので」

Q.運転しながらスマホ触ったりとか電話したりとかってしたことは? 「緊急な時は、ながら運転がだめっていうのは分かってるのでしょうがないというか、より気をつけなきゃとは思います」

「スマホをしながらっていうのは道徳違反ですよね。事故のもとなのでやめてほしい」

 JAFが「ながらスマホの危険性」を訴えるため撮影した映像では、「ながら運転」をしていると視野が狭くなり、赤信号を見落としたり急なハンドル操作ができなくなったりします。


 JAF岡山支部の建部拓さんは「ながら運転」をなくすためには、個人の意識改革だけでは十分ではないと話します。

(JAF山支部推進課/建部拓さん) 「これからはやはり個人だけではなくて会社もながらスマホをさせていたのではないかというところで、厳しい目が注がれるところもあると思いますので、運転中のドライバーに対してながらスマホができない、させない仕組みづくりということをしていくということも必要になってくるのではないか」

 すでに対策を打ち出している企業もあります。

(松木梨菜リポート) 「こちらでは、個人のスマートフォンや携帯電話をこちらのロッカーに保管してから運転手は運転手は乗車することになっています」

 岡山電気軌道では3年前から路線バスの運転手を対象に、個人のスマホや携帯電話の車両持ち込みを禁止しています。その代わりに各車両に取り付けたのが。

(岡山電気軌道 安全CS室/戸田則臣 セーフティマネージャー) 「こちらの方へ業務用の携帯電話が設置されています。常時携帯電話を設置しておりますので乗務員は非常時、ま たは事故時にこちらの電話を運転席から離れて使用するようになっております」

 業務用の携帯電話は、岡電バスの200台以上の路線バスにも1台ずつ設置されています。

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