おかゆを炊いて今年の作柄を占う「粥管祭り」が14日、岡山県吉備中央町で行われました。今年はどんな結果が出たのでしょうか?
吉備中央町の神護寺で江戸時代から続くといわれている「粥管祭り」です。今年の農作物の状況を占うもので、境内に4本の竹を立てて結界を作り、大鍋で湯を沸かします。大鍋には小豆と米、印をつけた竹筒4本を入れて40分ほど炊いていきます。
占いで使う竹筒はそれぞれ稲の品種や畑作を意味していて、おかゆが炊き上がったとき竹の中に入った粒が多いほど作柄が良いとされています。
参加者の目が注がれる中、湯気が立つ鍋から竹筒が取り出されました。その結果、4本の竹にはそれぞれ数えられないほどの多くの米が入っていました。
全て豊作という結果は、これまでにない初めてのことだということです。
(粥管祭り保存会/石原昭二 会長) 「まあ今年はものすごく良かったと思います。令和になってから初めて。大変おどろいております」