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発酵食品の伝統的な製造に欠かせない「木おけ」づくりを小豆島で学ぶ 香川

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 香川県小豆島町で今年も醤油の醸造などに使う木おけづくりが始まりました。

 小豆島町の創業約150年のヤマロク醤油では、木おけ職人を増やすことを目的に毎年、新おけづくりを行っています。全国から醤油の蔵元や料理研究家などが集まり、発酵食品の伝統的な製造に欠かせない「木おけ」づくりの技術を学びました。

 3日間かけて行われ、参加者は木おけの構造や特徴を学び、竹箍(たが)を編んだり、はめ込んだりしました。

 現存する木おけの多くは戦前に作られたもので、新おけはほとんどつくられていません。費用対効果が低いこともあり、現在、木おけを使った醤油や味噌の生産量は全体の1%以下にまで落ち込んでいます。

 ヤマロク醤油では3月までに10本の木おけを作る予定です。  また、醤油職人や料理研究家らによるトークショーも行われ、木おけ醸造の良さを語り合いました。

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