増加傾向にある高齢者の交通事故を防ごうと、高松市で16日、シンポジウムが開かれました。
日本損害保険協会などが開いたもので、約220人が参加しました。シンポジウムの中で、香川県警本部の岡田知春交通部長が「高齢者事故の現状と課題」について講演しました。
(岡田知春交通部長) 「高齢者の特徴は身体機能の低下、自己中心的な行動、そして環境順応性が低いこと」
高齢者の場合、ものがかすんで見える夕暮れ時や薄暗い時間帯、死角が大きい運転席の右側で事故が起きることが多いそうです。 このため、警察では一時停止規制のカラー化や信号機のLED化、高齢ドライバーへの直接指導などに取り組んでいます。
岡田さんは「警察と地域住民が協力して交通安全教育を行うなど地道な活動が必要。また外出の際は、反射材を身に付けて止まる、見る、待つを心掛けてください」と参加者に呼び掛けました。