車の運転免許を持っている人の約4人に1人が高齢者です。アクセルとブレーキの踏み間違いなど、高齢者による自動車事故を防ごうと、岡山県警が「サポカー」と呼ばれる車の体験教室を開きました。
(記者) 「バックしてみます、ブレーキを踏んでないのに止まりました、後ろには壁があります」
自動ブレーキやアクセルと、ブレーキの踏み間違いを防止する機能が付いている安全運転サポートカー、通称「サポカー」です。
(岡山北警察署/谷川克己 署長) 「高齢の方がオートマチックの車の運転中に、事故を起こした相手方の車が、下校中の小学生の列に突っ込んでしまった、痛ましい交通事故が発生したところであります」
岡山北警察署で開かれたサポカー体験教室には、60代、70代を中心に約40人が参加しました。 岡山県警では、去年9月から高齢者による交通事故に歯止めをかけようと、サポカーの普及促進を行っています。
(参加した人はー) 「(Q.車は運転しますか?)はい毎日。なくてはならないです」
岡山県では今年、アクセルとブレーキの踏み間違いによる人身事故が37件発生しています。そのうち約半分の18件が高齢者による事故です。
体験した人たちは、車が急停止した時にかかる衝撃の大きさにも驚いていました。
(体験した人はー) 「年を取るとね、どうしてもうっかりというのがあるのでね、こういう機能があるなしではずいぶん違うだろうと」 「付いてたらね、じゃけどお金の面があるでしょ、なかなか買えればいいんですけど」
(岡山スバル自動車/古川輝之さん) 「過信しないことですね、やっぱりこれが付いてるから止まるんだと。人間自体が安全運転でいくことだと思います」