香川県議会が4月の施行を目指している「ゲーム依存」の対策条例。県議会が行ったパブリックコメント結果が公表されました。 香川県議会は「ネット・ゲーム依存症対策条例」の素案について2月6日までパブリックコメントを募りました。 この素案には、「依存症につながるようなゲームの利用は1日60分まで」などが盛り込まれています。
パブリックコメントは合計2686件寄せられ、約84パーセントが条例に「賛成」するものでした。 一方、ゲーム事業者は賛成0件、反対67件、提言等4件でした。
事業者や個人から来た反対意見としては、「行政が家庭に介入するべきでない」や「依存症の根拠が不明」などが多かったということです。
県議会の検討委員会は、パブリックコメントを受けて、「制限」としていた部分を「家庭におけるルールづくり」に、「基準」を「目安」に変更するなど、素案を一部修正しました。
(香川県議会 大山一郎 議長) 「修正したような内容は全て網羅していると、我々は考えておりましたが、より分かりやすく表現を変更した」
検討委員会は、条例案を3月18日の県議会最終日に提案することを賛成多数で決めました。 県議会は4月の条例施行を目指しています。