高松市の観光名所栗林公園が24日から全面休園となりました。観光への影響が広がり、事業者からは今後の見通しへの不安の声もあがっています。
(記者リポート) 「高松市の栗林公園です。新緑が美しいこの時期は、毎年多くの人が訪れるのですが、きょうはもちろん、人の姿はありません」
大型連休中の人の移動を最小限にとどめるため、「栗林公園」は5月6日まで全面休園します。長期の休園は1875年に県立公園として一般公開されて以来、初めてです。
栗林公園に隣接する駐車場は、約40年間、年中無休で営業してきましたが、今回の休園を受け一時休業も考えています。
(近隣駐車場の経営者はー) 「3割から4割ぐらいの売り上げがGWで入るから、このまま(営業を)続けても仕方がないという考えもあるからね、共倒れになってしまうね」
また、全面休園に伴い、公園内にあるカフェも営業を休止しています。
香川県は22日、特措法に基づく休業要請を行いましたが、「カフェ」は対象に入っていません。
また、公園の休園に伴う休業のため、いわゆる「自粛」ではないとして、現状では補償の対象に含まれない可能性があると説明を受けているそうです。
(ガーデンカフェ栗林の運営会社/藤田徳子さん) 「『チーム栗林』として、我々も観光行政に精一杯協力させていただいていると思っておりますので、何らかの救済措置なり頂けるものだと思っていたので、正直言って、どうしたらいいんだろうっていう、戸惑いでしかないですね」