岡山県和気町のこいのぼりメーカーが、独自の縫製技術を生かしてある商品を作りました。
(記者) 「このこいのぼりがなんとマスクになりました」
室内用こいのぼりの生地でマスクを作ったのは、国内シェアトップを誇る「徳永こいのぼり」です。
徳永こいのぼりでは今年の「端午の節句」に向けて室内用と屋外用合わせて、約4万セットのこいのぼりを準備しました。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大による外出や営業の自粛で、売り上げが2019年より約2割減りました。こうした中、マスク不足が深刻なことを知り、こいのぼりの縫製技術を生かしたマスク作りを決めました。
疫病から守るご利益があるとされる妖怪「アマビエ」をこいのぼり風にデザインしたマスクです。こいのぼりには「逆境に打ち勝つ」という思いが込められています。 さらに「アマビエ」のご利益を加えることで、新型コロナウイルスの困難を乗り切ろうというメッセージが込められています。
(マスクを作った従業員はー) 「1人でも多くの子がマスクを着けて、それでうつらないうつさないという感覚でマスクを着けてもらえたらいいなと」
マスクは大人用と子ども用、それぞれ5種類あり大人用が税込み1100円、子ども用が1045円です。電話やインターネットで購入できます。
(徳永こいのぼり/永宗洋 専務) 「お子さんと大人用を作ってますので、ペアルックで着けていただければ少しこう柄もかわいいですから、和やかになっていただければ幸いです」