暑さが厳しくなるこれから、注目の「マスク」です。新型コロナウイルス対策で手放せない「マスク」ですが、岡山県倉敷市では自動販売機で冷やして販売されています。
(松木梨菜リポート) 「自動販売機にさまざまな色のマスクが売られています。コバルトブルーを買います。出てきました、ひんやりと冷たいです。冷たいです」
三井アウトレットパーク倉敷の自動販売機で瓶詰めで売られているのは「夏用マスク」です。倉敷市で自動車シートの縫製を行っている「渋谷商店」が製造・販売しています。
(渋谷商店/渋谷敏夫 社長) 「販売網を一切もっていないことから考えた売り方です」
(値段は大人600円~、幼児400円~) 夏用マスクは大人用が10色、幼児用は4色あります。
ホワイトやライトブルー、アイボリーが人気です。
(購入した人はー) 「冷たいです。気持ち良いです。白の小さめを2つ、私と子ども用に」
夏用マスクの自動販売機は5月中旬、倉敷市の児島ジーンズストリートに第1号が設置されました。1000個も売れた日があったそうです。
こちらには1日に設置され、2日までの2日間で約200個を販売しました。人気の背景には「機能性」がありました。
(松木梨菜リポート) 「マスクを着けてみました。この部分とここにフレームが入っているので顔にフィットしているんですが呼吸がしやすいです」
外側に綿のガーゼ、内側には国産シルクを使っています。マスク内部にフレームを入れ、口元に空間ができるよう立体構造になっています。
新型コロナウイルスの影響で、渋谷商店も4月から6月にかけて本業の自動車シート縫製の売り上げが前の年の3割まで激減しました。 そこで縫製技術を生かして、夏用マスクの製造を始めました。
(渋谷敏夫 社長) 「本業の自動車シートに専念していける状況が早く来ることを願っています。着けやすいマスクを少しでも長い間、着けていただき健康に気を付けていただくと」
夏用マスクは三井アウトレットパーク倉敷で、10月31日まで販売されます。