新型コロナウイルスの影響で運行本数を減らしていた山陽新幹線の「のぞみ」は、1日から通常ダイヤでの運転になりました。
(記者) 「東京行きののぞみが到着しました。利用客も見られますが、車内はまだ空席が目立ちます」
山陽新幹線の「のぞみ」は5月11日から平日の上下線をそれぞれ1時間に1本から2本程度にして、1日当たりの運行本数をこれまでのほぼ半分にしていました。
JR西日本によりますと5月18日から1週間の山陽新幹線の利用客数は2019年に比べて、88パーセント減少しました。現在も利用者は少ないものの、緊急事態宣言が解除されたことを受け、利用客の増加に備えるため「のぞみ」を通常ダイヤでの運転としました。
(利用客はー) 「時間が選べるのでとっても楽」 「僕も移動するにあたって変更とかあるかと心配だったが、通常通りいっぱい走っているので安心した」
一方で、九州新幹線と直結する「みずほ」と「さくら」は1時間あたり1本程度に減らしての運転を継続しています。
(記者) 「東京からの便が岡山空港に到着しました」
岡山空港では5月7日からすべての定期便を欠航していましたが1日、毎日1往復の岡山・東京便が再開しました。
(東京からの利用者ー) 「岡山と東京で仕事をしてるので、きょうは1カ月ぶりにこちらに来られました」 Q.緊急事態宣言で東京を動けなくなった? 「そうそう(安堵の表情)」
「東京の仕事にこれから戻ります。実際に人が多いし、いろいろ気をつけて」
(東京経由で札幌へー) 「札幌でどうしても日程が決まっている用事があるので。あんまりこういう状況だから、動かないで」
午後2時15分ごろ、東京に向けて出発する便を空港職員らが見送りました。
岡山空港では6月末までは岡山・東京便が毎日1往復します。1日の搭乗者は東京発の便が67人、岡山発の便が112人でした。