数字からも新型コロナウイルスの影響が伺えます。香川県が、お盆期間の主な観光地の人出をまとめたところ、いずれも2019年の3割から5割にとどまっていることがわかりました。
(記者) 「猛暑、夏休みの短縮、帰省についての県の呼び掛け。県内の観光施設にとって、今年は静かなお盆となりました」
(四国村 企画広報課/新福功 課長) 「昨年と比べますと半分程度、昨年は瀬戸内国際芸術祭でかなり多かったんですけど、その前の年と比べると約7割、8割程度かなと思います」
高松市の「四国村」では、8月8日から16日の間で1日平均165人が訪れました。 入場者の内訳では四国内がほぼ半数、関西からが4分の1ほどでした。
(四国村 企画広報課/新福功 課長) 「関東ですとか九州の車は少なかったので、やはり関西からですと日帰りないし一泊で来られるのかなと、近いところを選んだのかなというのはあります」
また、小中学校の夏休み短縮の影響からか、子どもの姿も少なかったということです。 栗林公園でもお盆期間の入園者は例年の半分ほどでした。
(栗林公園/大渕直也 総務課長) 「外国からの訪問客が去年とか今年の始めぐらいから多かったんですけど、最近はほとんど見かけなくなりました」
高松空港を発着する国際線は運休が続いています。また、お盆中の猛暑も影響があったとみられます。
(栗林公園/大渕直也 総務課長) 「土日も平日もいつもに比べると、少ないなぁという印象」
このほか、香川県によると小豆島オリーブ公園や直島、金刀比羅宮、父母ヶ浜など香川県の主な観光地でも、訪問客は2019年の3割から5割に留まったということです。