四国電力の長井啓介社長は、完成の期限から1年遅れるとしていた愛媛県の伊方原発3号機のテロ対策施設について数カ月短縮できる見通しを明らかにしました。
(四国電力/長井啓介 社長) 「現時点で数カ月程度の短縮ができるというポテンシャルの感触を得ております。今後もう少し精査をして、具体的に何カ月という数字をできるだけ早くお示ししたいと考えております」
設置が義務付けられている伊方原発3号機のテロ対策施設は、2021年3月に完成期限を迎えます。 四国電力はこれまで、期限に1年ほど遅れるとしていました。
伊方3号機を巡っては2020年1月、広島高裁が運転差し止めを命じる仮処分決定を出していて、四国電力は異議申し立てを行っています。一方、トラブルが相次いで中断していた定期検査は、8月5日に再開しています。