新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ備前焼業界を応援しようと、岡山県備前市が「ふるさと納税」でPRすることになりました。
ぼた餅のような丸い模様にたすきのような赤茶色の線が特徴的な大皿。人間国宝の伊勢﨑淳さん(84)の作品です。
「ふるさと納税」で備前市に334万円の寄付をすると、返礼品として受け取れます。
備前市は人間国宝や市内の窯元が作った54の備前焼を、返礼品に加えました。5000円から334万円までの寄付額に応じて、マグカップや皿などの返礼品を受け取れます。
新型コロナウイルスの影響で、毎年約10万人が訪れていた「備前焼まつり」が今年は中止となりました。
岡山県備前焼陶友会の組合員の売り上げも、2019年の4割まで落ち込んでいるそうです。
(人間国宝/伊勢﨑淳さん) 「焼き物というのは手で持って触って魅力を確かめるという過去の習慣があるわけですけれども、積極的に受け止めてこちらも発信していかなければ」
返礼品の一覧は、ふるさと納税ポータルサイトで12月31日まで公開されています。