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〈ゲーム条例〉ネット・ゲーム依存対策で講演会 「依存の背景」正しく理解を 香川

 インターネットやゲームへの依存対策を学ぶ講演会が高松市で開かれ、専門医らが依存に陥る「背景」を正しく理解するよう呼び掛けました。

 2020年4月にネット・ゲーム依存症対策条例が施行されたことを受けて香川県と県教育委員会が開いたものです。教育関係者や保護者など約100人が参加しました。

(三光病院/海野順 院長)
「ゲームをしたから学校に行かなくなったのか、あるいは学校で何か問題を抱えているからゲームによって助けられているのか。ゲームの長時間使用がどういう背景のもとに起こってきたかというのを見ていかなかったらいけない」

他の精神疾患を併発していることも

 ネットやゲーム依存の専門外来を設けている高松市の三光病院の海野順院長は、オンラインゲームには子ども飽きさせない仕組みがあること。また、ゲーム依存症はうつ病など他の精神疾患を併発していることも多いことを紹介しました。

(三光病院/海野順 院長)
「ネット・ゲームの長時間使用イコールなまけものとか、好き放題やっているだけという見方っていうのは間違いであることが多いです。万が一、強硬手段に出て(ゲームを)取り上げようなんてしてしまいますと、唯一オンラインでの社会とのつながりを遮断されてしまうことになりますのですごく危険なこと。さらに状況を悪化させるケースもあるかと思います」

 そして、家庭や学校、医療などが連携して支援や治療にあたることが大切だと訴えました。

(講演を聞いた人は―)


「どうやって解決してあげるか、どう支援してあげるかというのが大人自身もわかってないんじゃないかな。みんなが連携するっていうのが大事なこと」


「わが子に関しては、頭から禁止するのではなくてやることをある程度認めつつ、お互いにすり寄って認める部分を認めながら、本人の意志で時間を決めるというふうに進んでいけばいいかなと感じました」


「あの条例ができたときにも『絶対みんな守らないよね』みたいな感じは言ってましたけど、守らないけれど気にするっていうところが大事なのかなと」

 自分がスマホ依存だと感じて、いわゆる「ガラケー」に変えた経験を持つエッセイストの忍足みかんさんも講演し、「依存症が病気ではなく、甘えと認識されている」「スマホと適切な距離感をとれず、使うのではなく使われている人が多い」などと話しました。

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