香川県の「ゲーム条例」について、高松市の男性が香川県議会に制定過程における問題点の検証と条例の廃止などを求めました。
17日、香川県議会を訪れたのは、高松市でITサービス事業を行っている岸本充裕さんです。 岸本さんは県議会事務局に、西川議長宛ての陳情書を手渡しました。
今年4月に施行された香川県の「ゲーム依存症対策条例」を巡っては、「ゲームは1日60分まで」とする文言が憲法違反の恐れがあると香川県弁護士会が声明を発表しました。 また検討委員会の議事録がなく、パブリックコメントに同じ文言が多数登場するなど制定過程も問題視されています。
陳情書では、正確な知見を著しく欠いている内容だとして条例を廃止するとともに、制定過程の問題点を検証し結果を県民に説明することを求めています。
(陳情書を提出/岸本充裕さん) 「悪評1つで、生まれ故郷のイメージが落ちてしまう、きちんと私たちが検証できる形で公開してほしいという思いです」
陳情書は、22日に始まる定例県議会で審議される予定です。