ドングリや松ぼっくりなどを使った愛らしい作品を紹介する「木の実アート展」が、香川県坂出市で開かれています
松ぼっくりでできた雪だるまや、ドングリで作られた木の実ブローチ。
(中濱綾那リポート)
「柿やミカン、松ぼっくりで飾られた木の実のトンネルです。公園で実っていた赤や紫の木の実も飾られ、秋らしい空間を演出しています」
展示されている「トベラ」という植物は、秋になると赤い実がなります。
この「木の実アート展」は、坂出市の番の州公園で毎年秋の恒例イベントとして開かれています。
岡山・香川在住の作家が作った約180点の作品がズラリと並んでいます。
公園には、来年の干支、丑をモチーフにした置物や、リスが食べた松ぼっくりなどが展示されています。
中でも「リスが食べた松ぼっくり」は、エビフライにそっくりです。
リスは、松ぼっくりの周りの柔らかい部分である種子を食べ、芯の硬い部分は食べずに残すため、こんな形になります。
(訪れた人は―)
「工夫がすごいですね」
「このフクロウが気に入った。ススキの枯れる前かね、かわいいなと思って」
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、毎年開いている「作り方教室」が中止となりましたが、自宅で作品づくりを楽しめるようにドングリや松ぼっくりを無料で配布しています。
(坂出緩衝緑地管理事務所/田辺剛久さん)
「それぞれの色々な思いを込めていただいた作品が、1年かけてできたのがこちらに展示している」
14日と15日には、参加者に木の実の作品をプレゼントするクイズラリーやワークショップなどが開かれます。
「木の実アート展」は、坂出市の番の洲公園で11月15日まで開かれています。