新型コロナ禍でも画面越しに笑顔を届けます。
保育士などを目指す学生が、子ども向けの劇やダンスなど日頃の研究の成果を披露する発表会が高松市で開かれました。2021年は感染防止のため「無観客」での開催です。
香川県宇多津町の香川短期大学が1974年から毎年開いている「こども劇場」です。
例年、県内の幼稚園や保育所などから約2500人を招待していますが、2021年は新型コロナ対策として無観客での開催となりました。代わりに学生の発表の様子を録画し、DVDにして届けます。
(記者リポート)
「例年、観客席にいる子どもたちの姿はありませんが、学生らは画面の向こうに楽しさを届けられるよう踊っています」
保育士などを目指す「子ども学科」の学生、約160人が6つのグループに分かれて、着ぐるみのダンスやシンデレラの劇を披露しました。
(子ども学科の学生は―)
「緊張したんですけど、私も卒業生ということで、コロナの中でみんなで一生懸命練習して収録という形になったんですけど、形として残すことができてすごく楽しかったです」
「去年は会場にいっぱい子どもたちがいてくれて、声も出して一緒に歌ってくれたりしたんですけど、今年はいないので寂しかったです。子どもたちが笑顔になってくれて、こういうコロナの状況でも、私たちを見て楽しんでくれたらいいなという思いで頑張ってやりました」
上演のDVDは、例年招待している幼稚園や保育所に2月中旬に届ける予定です。