子どもだけではなく大人も楽しめます。高松市中心部にちょっと珍しい絵本の専門店がオープンしました。
店主は新型コロナ禍をきっかけに「絵本屋さんを開く」という長年の夢をかなえました。
(記者リポート)
「入り口を入ると目に飛び込んでくるのが、ずらりと並んだ絵本。私も小さい頃に読んでいた懐かしい作品もあれば、初めて見るんですけど妙に気になるものもあります。こちらのお店では、本との出会いを楽しんでもらおうとできるだけ表紙が見えるように並んでいます」
(アトリエ ロッタ 店主/辻󠄀典子さん)
「普通に本屋さんにあるように並んでると、タイトルだけ見ても本の良さが全然伝わらないですよね。いろんな絵柄とか、タッチも色目も違いますけど、こうやって見て自分がどれをセレクトするか。自分の目に止まった本というのは自分に必要な本なんだろうなと、私は思ってますので」
1月16日にオープンした絵本の専門店「アトリエ ロッタ」です。お店があるのは、高松市番町、市役所のすぐ近くにあるビルの3階です。
高松市の「ツジセイ製菓」が関連会社のビルを改装し、1階は和三盆を使ったエッグタルトの専門店、2階にはカフェを作りました。(カフェは近日オープン)
ツジセイ製菓は、観光用の土産菓子を中心に手掛けていますが、新型コロナ感染拡大の影響で売上が落ち込んだのを機に、地域に根ざした実店舗をオープンさせました。
そして、ビルの3階に会長の妻である辻󠄀典子さん(63)が長年の夢だった絵本屋さんを開いたのです。
店では、辻󠄀さんが自ら選んだ国内や海外の絵本、約1200冊を扱っています。
絵本、というと子どものものというイメージもありますが、辻󠄀さんは大人にも是非、足を運んでほしいと話します。
(アトリエ ロッタ 店主/辻󠄀典子さん)
「一つひとつ読んでいくとすごく奥が深くて、心も癒やされたり、正しいことは何かとか思いやりの言葉とかいろんなことが詰まっているので、絵本を読んで、自分に隠された感情を呼び起こしてもらいたいなという思いです」
「アトリエ ロッタ」は水、木、金曜の午後1時から午後7時まで営業しています。