高校生が美しく花を生ける技術を競う全国大会で、香川県代表のチームが見事、準優勝に輝きました。
新型コロナの影響で、初めてオンラインで行われた審査。生け花の経験がある野口真菜アナウンサーが密着しました。
丸亀市の飯山高校フラワーアレンジメント部。
2年生の田村愛唯さんと逢坂愛夢叶さんのチーム「飯山 愛・愛」は2020年11月に行われた「全国高校生花いけバトル」香川大会で優勝し、向けて練習を重ねていました。
野口アナがチーム「飯山 愛・愛」と花いけバトル!
制限時間5分間に即興で花を生けるもので、出来上がった作品に加え、花を生けている所作も審査の対象です。
大量の材料がある中から花を選び、5分で生けて掃除まで終えるのは想像以上の難しさでした。
(野口真菜リポート)
「とりあえず片っ端から花を入れてみましたが、ジャングルのようになってしまってお花が入る余地がない。そこが反省点です」
大会で重要な「チームワーク」
大会では、準決勝まで2人で1つの作品を生けるため、チームワークも欠かせません。
(チーム『飯山 愛・愛』/田村愛唯さん)
「(逢坂さんは)迫力ある作品を作ってくれるので、そこは任せたって感じで」
(チーム『飯山 愛・愛』/逢坂愛夢叶さん)
「(田村さんは)花の色合わせとかがうまいので、失敗しても良い感じに最後仕上げてくれる」
香川県や花き生産者らが若い人に花に関心を持ってもらおうと開いたこの大会。4回目となる今年は、全国の合わせて153チームが地区大会に参加。
全国大会はオンライン開催となり、11チームが事前に撮影した動画を見て、県内のフラワーデザイナーなど審査員が採点します。
4位で準決勝に進んだ飯山高校。対戦相手は予選1位だった徳島の城東高校です。90センチの大きな竹を生かした華やかな作品を仕上げ見事、決勝進出を決めました。
香川県オリジナル品種「ミニティアラ」を使って決勝に挑む
決勝では、2人がそれぞれ生けたものの合計点を競います。飯山高校の2人は、香川県オリジナル品種のカーネーション「ミニティアラ」を使って鮮やかな作品を生けました。
2020年の準優勝校(関東代表・田園調布雙葉高校)に惜しくも敗れましたが、香川県代表としては3大会ぶり、2回目の準優勝に輝きました。
(チーム『飯山 愛・愛』/田村愛唯さん)
「すごく緊張していたんですけど、なんとか準優勝という結果が出て今ほっとしています」
(チーム『飯山 愛・愛』/逢坂愛夢叶さん)
「リモートになると直接見るよりはきれいに見えないので、花をひとつひとつきれいに入れたりとか、枝の向きとかもちゃんとしてきれいに見えるように頑張りました。来年は優勝できるように練習します」
2人の挑戦はまだ続きます!