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女性ならではの視点で考える「防災」 被災者の声を聞き集った有志11人 香川・坂出市

 東日本大震災から10年が経ちました。
 防災士の赤木由布子アナウンサーが、女性の目線で防災に取り組む人々を紹介します。

結成7年目の「坂出131おとめ隊」

 香川県坂出市の女性職員が、女性ならではの視点で防災について取り組んでいます。その名は「坂出131(ぼうさい)おとめ隊」です。

(坂出131おとめ隊/庄野真紀さん)
「東日本大震災の際は男性主導になっていた面があって、女性ならではの悩みがあったとしても言い出せないところがあったみたいなんです」

 結成7年目の「坂出131おとめ隊」。メンバーは坂出市の女性職員の有志、11人です。

 結成のきっかけは東日本大震災の時に「女性が避難所で困った…」という声を聞いたことでした。

震災の時に光る「女性視点」

(坂出131おとめ隊/庄野真紀さん)
「下着の配給があったときに男性が配っていて取りに行きづらかったとか、例えばサイズの要望とかも言いにくかった。ですけどそこに女性のリーダーがいることでわかってもらいやすいですとか、気づきやすいということもあると思いますので、やはり女性視点というのは大事だと思う」

 「おとめ隊」はこれまで、小さい子供がいるお母さん向けの防災講座やビニール袋でできる防災クッキングなど、女性としての視点を取り入れた取り組みを進めてきました。

(坂出131おとめ隊/庄野真紀さん)
「ちょっとぜいたくと思われてしまうかもしれないんですが、おしゃべりしたりとか、心が落ち着くようなものがあるだけで女性は元気になれると思う」

女性の視点で作ったマニュアル

 さらに、「おとめ隊」は避難所運営のマニュアルも作りました。

(坂出131おとめ隊/庄野真紀さん)
「こちらが私たちが作成した避難所運営マニュアルですけれども、女性の視点も入れながら作っていこうということで作成したのが特徴です」

(マニュアルの一部)
『授乳場所の確保、必要に応じて妊婦、母子専用スペースを確保しましょう』
『足湯やアロママッサージを実施してリラックスできる環境などを作りましょう』

 マニュアルには被災者の心の負担を少しでも軽くするための取り組みも盛り込みました。

(坂出131おとめ隊/庄野真紀さん)
「硬いマニュアルにはなさそうなことも女性の視点で入れているところはあります」

 マニュアル作りに向けて「おとめ隊」は何度も話し合いました。これが、メンバー自身の意識を変えることにもつながりました。

(おとめ隊メンバー)
「初めは備蓄とか全然してなかったので、今はしっかりリュックでセットを作って職場にも置いててそこが一番変わったと思います」

坂出131おとめ隊の防災グッズとは

 そんな「おとめ隊」のメンバーが職場でどのような備えをしているのか見せていただきました。

(赤木由布子アナウンサーと坂出131おとめ隊メンバーとのやりとり)
赤木アナ「普段、どんな備えを?」
おとめ隊メンバー「こちら私が普段机の中に入れているものなんですが」
赤木アナ「かなりコンパクトにまとめているんですね」
おとめ隊メンバー「A4サイズのチャックのついたファイルの中にこまごまとしたものを入れた形になります」

水が出ないことも想定して―

(おとめ隊メンバー)
「こちらドライシャンプーなんですけれど、災害時水が出ないこともあると思います。そういったときにこちらは水で流す必要がないシャンプーになります」

 また、メイク落としや化粧水など普段使ってるものも入れています。この他、作業着や長靴なども職場に備えています。

(おとめ隊メンバー)
「それぞれのその人が、必要なものを備えた各自オリジナルの備えをしていくことが大事なのかなと思います」

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