岡山県倉敷市と香川県高松市で29日、高齢者を対象に新型コロナワクチンの集団接種が始まりました。
くらしき健康福祉プラザでは65歳以上の約300人が接種を受けました。
接種を受けた人は30分間の健康観察を経て帰宅していました。市の集団接種会場では7月末まで、5月31日を除き毎日接種を行っていて、既に予約は埋まっています。
倉敷市では140以上の病院や医院でも個別接種が可能で、高齢者の約15パーセントに当たる2万人が1回目の接種を終えています。
(接種を受けた人は―)
「打ったからといってまだまだ油断できないので、早く若い人が打ってほしい」
(倉敷市保健所/吉岡明彦 所長)
「集団接種を行うことで、7月末までに65歳以上の高齢者の方の接種を終えたい」
一方、高松市でも集団接種が始まりました。
高松市の65歳以上の高齢者は約11万8000人で、5月22日現在の接種率は1回目が7.9パーセント、2回目は1.4パーセントです。
これまではワクチンの供給量が限られていたため、かかりつけ医院での個別接種が先行していました。高松市立みんなの病院には約120人が訪れ、順番に接種を受けていました。
(接種を受けた人は―)
「予約は本当に大変でした。3人がかりで。もううれしいです。幸せです」
「いや、何ともないですね。打ったかどうかもわからない状況です」