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「効果音作りのプロ」フォーリーアーティストが小学校で特別授業♪ 高松市

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 高松市の小学校であるユニークな授業が行われました。講師は、アニメやドラマで使われる「効果音」を作るプロの男性です。

(瀧川奈津希リポート)
「電車の音が聞こえてきませんか。このように身近にあるもので音を作る授業が行われました」

 高松市立円座小学校の4年生に特別授業を行ったのは、フォーリーアーティストとして活躍する、高松市の渡邊雅文さん(37)。

 映画やドラマで流れる足音や雨音などの多くは、実は編集の際に映像にあわせて作られたもので、この効果音を「フォーリーサウンド」と呼びます。

 そろばんを使ってくじ引きする抽選機の音や、ごましおを紙袋の中に入れて波の音を作りました。

 渡邊さんはこれまで数多くのアニメやドラマで効果音作りを手掛けてきましたが子どもたちに音作りを教えるのは初めてです。

(フォーリーアーティスト/渡邊雅文さん)
「子どもの想像力は広くて深くて奇抜で、小学生の間から音に触れる機会を設けたいなと思っていたんです。音楽とか絵画と違って正解がなかったりとか、ジャッジする大人が少ないのが効果音の世界だと思っているので、子どもたちに多様な答えがあっていいんだよという世界を見せてあげたい」

 授業を受けた4年生は今年の秋に地域の人たちへ向けて歴史物語の人形劇を発表する予定です。

 2020年までは三味線などの楽器を使って効果音を出していましたが、この人形劇を多くの人に知ってもらうため、これまでよりも内容を分かりやすく伝えようと効果音を使うことにしました。

(授業を受けた児童は―)

「自分たちで音を作るのは難しかったので来てくれて助かりました。人物の様子や気持ちを見てる人がもっと分かりやすくなると思います」

「もっと迫力が増して見ている人も楽しくなると思いました。砂をタワシでこすって音を作るのが驚きました」

(フォーリーアーティスト/渡邊雅文さん)
「見えない部分を作っていけるのが効果音。気持ちの心理描写も劇の中では(音の)効果がでてくると僕は思っているので、難しいかもしれないけどやってみて面白いなと思うのが大事だと思っています」

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