岡山県総社市の高校生が23日、日本の伝統文化を学びました。学校で着るのは「制服」ではなく「浴衣」です。
浴衣について学ぶ授業は総社高校の家政科で毎年行われています。23日は、3年生39人が着付けや作法を学びました。
(記者リポート)
「着付けの授業は全て自分たちで行います。帯の結び方も3種類から好きな結び方を選びます」
(着付けの授業の様子)
「どうやってやるん。上下反対じゃね?ここまで上なんよ」
「あーわからんくなったー」
生徒が一番苦労したのは「帯を結ぶ」こと。最近は紐やマジックテープで止めるタイプもありますが、この授業では生徒同士協力しながら1から仕上げました。
(生徒は―)
「できました!できました!難しかったです。帯結ぶのがめっちゃ難しくて苦戦しました」
制服から涼しげな浴衣姿に変わり、見た目も華やか。鏡で自分の姿を確認したり、友達と浴衣姿を見せあったりしながら夏の訪れを感じていました。
(生徒は―)
「久しぶりに浴衣着たので着方が難しかったんですけど、楽しい思い出になりました」
午後からの物理の授業では、重力加速度を求める実験を浴衣姿で行うなど、生徒たちは1日を浴衣で過ごしました。