7月12日の夏の高校野球・岡山大会、マスカットスタジアムの第一試合は玉野と操山が対戦しました。
チームに2人しか3年生がいない玉野。入部以来、支え合ってきた2人が最後の夏に臨みました。
お互いを大切にする2人
玉野の菊田晋司とキャプテンの合田翔人は、チームで2人しかいない3年生。
中学まで野球をしていた合田は、高校ではマネージャーとして入部するつもりでした。しかし、同じ学年の選手が菊田1人だったため、選手として入部することを決めました。
(玉野 3年/菊田晋司 選手)
「安心したのとうれしかったのが1番です」
(玉野 3年/合田翔人 選手)
「自分はこいつ(菊田)がいなかったら野球続けてないと思っていたので、本当に大事な存在です」
最後まで戦い抜く!
2人で臨む最後の夏。初戦の相手は操山。
5点ビハインドの4回途中、1アウト3塁2塁のピンチで菊田がマウンドに上がります。ワイルドピッチで1点は与えますが……操山の代打、菊地を三振に打ち取り、続く9番、村上。
(実況)
「ファースト合田が取って菊田にパス。3アウト!3年生、2人の連係でピンチをしのぎました!」
しかしその後、追加点を許して9点差で迎えた7回。2アウト3塁2塁で打席にはこの日2安打の菊田、2点を返すスリーベースヒット!最後まで戦い抜き、2人の夏は幕を下ろしました。
(玉野 3年/菊田晋司 選手)
「すごく楽しかったし充実していて、翔人がいなかったら自分も続けているか分からない状態だったので本当によかったです」
(玉野 3年/合田翔人 選手)
「2人しかいない中で、よく辞めずに一緒に続けてくれたなと思うし、こいつ(菊田)に助けられたこともいっぱいあったので本当に感謝です」