地域の交通をより便利にしようと、香川県東かがわ市で低速電動車「グリーンスローモビリティ」を活用した実証運行が始まりました。
東かがわ市引田で、8月23日から約3カ月間、実証運行が行われる「グリーンスローモビリティ」。
時速20キロ未満で走る低速電動車を活用していて、二酸化炭素の排出を抑えながら地域が抱える交通の課題が解決できると期待されていて、国土交通省も導入を推進しています。
(野口真菜リポート)
「座席は6席とコンパクトで、走行コース内は自由に乗り降りできます。買い物や公共交通機関への乗り継ぎなど、新しい移動手段として期待されます」
東かがわ市は地域の公共交通に関する計画の一環として、市内の団体や企業と協力して実証運行に取り組みます。期間は11月29日までです。
東かがわ市引田は、高齢化率が45パーセントを超えています。
また細い道路が多いため、低速で運行できるグリーンスローモビリティの活用を決めました。
実証運行では引田港や引田駅、スーパーなどを巡る3つのコースを1日5、6便運行します。乗車は無料です。
(東かがわ市/上村一郎 市長)
「地域の、特に高齢者の皆さまの交通をどう担保していくか、課題の解決の糸口になるものじゃないかなと期待しています」