香川県の公立の小・中学校は8月31日が夏休み最後日でした。
新型コロナの感染拡大を受けて夏休みが1週間延長となったさぬき市の小学校では、9月1日からの2学期に向けて準備が行われました。
さぬき市立の小中学校は8月25日に予定していた2学期の始業式を1週間延期し、9月1日から9月3日までは小学校のみ午前中授業とします。
(さぬき市立志度小学校/山中正治 校長)
「子どもたちからは早く学校へ行って友達と遊びたかったのにという声はちらほら届いていたので、そうした中始まる9月1日からの2学期を、少しでも子どもたちが楽しめる、ただし安全にというところを気を付けていきたい」
志度小学校ではこれまで感染拡大防止のため、登校時にサーモカメラで児童の体温を確認したり、飛沫防止のアクリル板やアルコール消毒液を設置したりしてきました。
さらに、この1週間で感染症対策を呼びかける張り紙を新たに作成し、水道の使用を制限するシールも貼りました。
(白戸ゆめのリポート)
「あすから始まる授業に備えてタブレット端末の点検を行っています。このタブレット、今後活躍の幅が広がるかもしれません」
香川県では、2021年度からICTを活用した授業が進められています。
志度小では今後、万が一休校などになった場合に備えてリモートで授業を行えるよう8月27日に先生の研修を行いました。
また、2学期からは休み時間の過ごし方も変えざるを得なくなりました。
マスクを外す運動場の使用は奇数学年と偶数学年に分け、密になりやすい図書室は2学年ごととします。
(さぬき市立志度小学校/山中正治 校長)
「この夏休みの間にデルタ株の猛威とかずいぶんと状況が変わってきたので、さらに徹底した対策が必要だと考えて変更した。少しでも子どもたちが充実した活動ができるような在り方を探っていきたいなと思っています」
10代以下の感染者が連日確認されていることを受け、高松市教育委員会は市立中学校の部活動を9月1日から9月12日まで中止することを決めました。
大会やコンクールが迫っている場合は週3日に限り活動を認めます。