防災の話題をお伝えするこつこつ防災です。
9月1日は「防災の日」。「防災の日」は98年前、1923年9月1日に関東大震災が発生して大きな被害が出たことから、防災への心構えを準備してほしいと創設されました。
9月1日は各地で防災訓練も行われましたが、皆さんもこの「防災の日」に自分にできる備えを再点検してみてはいかがでしょうか。今回は点検するポイントをいくつかお伝えします。
食料や水はできれば1週間分の用意を
まずは「備蓄」です。食料や水については最低3日分ですが、ライフラインが復旧するまで時間が掛かることも想定されるので、できれば1週間分の用意をしてください。用意する水は調理用を含めて1人当たり1日3リットルが目安です。
4人暮らしの場合、3日分だとしても2リットルのペットボトル18本分が必要だということになります。
「非常持ち出し袋」の中身は?
避難するために備えておきたいのが「非常持ち出し袋」です。中身の考え方としては、「旅行」で必要なものに「非常時」に必要なものをプラスします。このとき忘れないでほしいのが「携帯トイレ」です。
また、ホテルのアメニティグッズや使い捨てのスプーンなど、特別な防災用品を買わなくても身の回りにあるものが防災グッズになります。
「非常持ち出し袋」の重さの目安は男性は15キロ、女性は10キロです。
家具の倒壊を防ごう
地震が起きると心配なのが家具の倒壊です。家具を固定することはもちろんですが、収納でも工夫することができます。家具を倒れにくくする原則は「重心を下げること」です。棚の収納は重いものは下に、軽いものは上にします。
食器の重ね方にもポイントがあります。下から中、大、小の順に重ねると揺れに強い安定した置き方になります。
「防災の日」をきっかけに、できることから始めてみてください。