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全国が注目する香川の自主防災会 地域防災を根付かせるポイントは 丸亀市・川西地区【こつこつ防災】

 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。
 今回はいざという時に地域の防災を担う「自主防災会」についてです。香川県には全国からも注目される自主防災会があります。

2002年の結成後、毎年行っている防災訓練

 丸亀市の川西地区自主防災会。8月1日、地区の住民も参加する防災訓練が行われました。

(川西地区自主防災会/岩崎正朔 会長)
「皆さんの力を合わせて乗り越えていって、地域の安心・安全をみんなで守っていけたらいいかなと」

 今回はダンボールベッドの組み立てや心肺蘇生の方法などに加えて、新型コロナ禍での避難を想定した訓練も行いました。川西地区自主防災会は2002年の結成後、毎年この防災訓練を行っています。

(訓練の参加者は―)
「ダンボールの立てるの難しかった」
「川西は特に防災に力を入れているので、機会があれば参加したいなと思ってましたのでいい機会になったと思います」
「町で力入れてくれるからね、皆さんがね、いざという時は何でも役に立つし、やっぱり協力心が生まれてきます」

(川西地区自主防災会/岩崎正朔 会長)
「訓練は一番面白くないんだけど、これを積み重ねていくというとこが地域防災の一番大事なとこじゃないかと思うんですよ、もう愚直にやるしかないんです」

全国の自主防災会のロールモデルに

 約6800人が暮らす川西地区の自主防災会の取り組みは「防災まちづくり大賞」を受賞するなど、全国の自主防災会のロールモデルになっています。しかし、ここまで来るのには苦労もありました。

(川西地区自主防災会/岩崎正朔 会長)
「自主防災会の会員がね、定着させるのが大変だったね。2、3年で辞めていく人が多かったから、どう引き留めて次をつないでいくかというのが大事だったと思うし、時間が掛かったかなと思いますね」

 会長の岩崎さんは地域防災を根付かせるポイントに「小学校との連携」をあげています。

 川西地区では岩崎さんら自主防災会のメンバーが、地元の小学校で防災の研修をするなどしています。岩崎さんは、子どもたちに伝えることで、その親や祖父母にも活動が広がると考えています。

(川西地区自主防災会/岩崎正朔 会長)
「小学校の頑張りが地域の頑張りにつながっている。学校と一体となって取り組まないと、なかなか地域防災は長続きしないと思います」

地域防災の原点は「郷土愛」

 香川大学危機管理先端教育研究センターの長谷川修一センター長は、10年以上にわたって川西地区の活動に携わっています。

(香川大学危機管理先端教育研究センター/長谷川修一 センター長)
「地域防災、あるいは地域おこしは、基本は原点は郷土愛だと思います。(川西地区は)周りのため、全体のためというモチベーションが非常に高いと思う。やっぱり自分の地域をよく知って、どういう人がいるかよく知って人づくり、人探し、それから始めるといいと思いますね」

 自主防災会の結成率は、2020年4月時点で岡山県は87.2パーセント、香川県は96.8パーセントで、岡山・香川ともに全国平均の84.3パーセントを上回っています。特に香川県は、全国で4番目に高い結成率です。

 しかし、結成した後に活動を続けていく難しさもあります。住んでいる地域の自主防災会がどのような活動をしているのか、皆さんも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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