火災現場などで消防士の命を守ってきた防火服を再利用して作った防災頭巾が、岡山市の小学生に贈られました。
岡山市立大元小学校の特別支援学級の児童100人に防災頭巾を贈ったのは、岡山市消防局と倉敷市の大和被服です。
6年経つと廃棄される消防士の防火服を、SDGsの一環として大和被服が防災頭巾にリメイクしました。
1着の防火服から傷みが少ない部分を使って2枚の防災頭巾を作ったということです。
(大和被服/畑利昌 専務)
「1年生から6年生までが対象ということで、身長も違うし頭の大きさも違うしということで、後ろの部分にスリットを入れたりして年齢を問わず被れるようにという工夫をするに至るまでがすごく大変だった」
(岡山市消防局/藤原誠 消防局長)
「大規模地震というのは岡山市でも将来的に必ず起きると言われていますので、その際に使っていただけるように、自分の命が守れるように、そこの意識付けも含めて活用していただければと思います」