個々の労働者と事業主が労働条件をめぐってトラブルになるなどし、労働局に寄せられた相談の件数が、2020年度、過去最多になったことが分かりました。
岡山労働局のまとめによるものです。個々の労働者と事業主のトラブルなどによる個別労働紛争の2020年度の相談件数は、前の年度から325件増え4519件となりました。2年連続で過去最多となっています。
相談で最も多いのは「いじめ・嫌がらせ」の1368件ですが、前の年度より186件減り、17年ぶりに減少しました。一方で、「解雇」についての相談は615件と前の年度より156件増えました。
その他「労働条件引き下げ」、「退職をすすめる・退職勧奨」、「雇い止め」についての相談が前の年度よりも増えています。
岡山労働局では、新型コロナの影響により、企業の業績が厳しいことも影響しているのではないかとみています。