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あなたは使ってる? 参入相次ぐフードデリバリー 飲食店にも変化が

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 視聴者の皆さんの声をもとにニュースをお届けする「みんなに聞いてみた」。今回のテーマは「フードデリバリー使ってる?」です。

 岡山・香川ともに2020年以降、さまざまなフードデリバリーサービスが参入してきています。例えば「ウーバーイーツ」は2020年3月に岡山・香川でのサービスを開始。

 出前館は2020年8月に岡山で、12月には香川で展開を始めました。2021年8月にも、岡山県ではドアダッシュ、香川県ではフードパンダが参入してきました。

 新型コロナ禍で需要が高まるフードデリバリー、各社の参入によって飲食店にも変化が現れています。

地域密着を掲げる「フードパンダ」

 フードパンダは、デリバリーヒーローがシンガポールで始めたフードデリバリーサービスです。2020年9月に日本に進出し、現在は香川県を含む22の都道府県に展開しています。

(デリバリーヒーロージャパン 高松シティマネージャー/近藤貴文さん)
「(香川県は)うどんであったり骨付き鳥であったり、郷土料理を使ったものが非常に広く浸透しているので、元々食への関心が高い地域なのかなと思っております。我々のサービスとうまいことマッチさせられるのではないかということで、展開をさせていただくことにしました」

 地域密着を掲げる「フードパンダ」は、地元の飲食店やフードパンダの配達員、通称「パンダライダー」とより密にコミュニケーションを取るために、展開する全ての地域に拠点を構えています。また、AIを活用してより効率よく、迅速な配達を行うことで、激化する競争を勝ち抜こうとしています。

実際の店舗を持たない「ゴーストレストラン」という選択肢

 多くのフードデリバリーサービスが参入し、しのぎを削る中で、飲食店も変化しています。

 高松市鍛冶屋町の「ミスターハイカラ」は、から揚げやだし巻き卵が自慢の居酒屋です。しかし、新型コロナの感染拡大を受けて2020年春、アルコールの提供をやめて弁当の販売を始めました。さらに店長の梅田さんは2020年8月に「店を増やす」決断をしました。

(ミスターハイカラ/梅田一樹 店長)
「ちょうど高松にいろいろフードデリバリーサービスが始まったので、チャンスだと思ってやりました。今ハイカラで使っている材料を『のり介』の方にも使っていけるので」

 梅田さんが始めたのは、デリバリー専門の“のり弁”のお店「至極の海苔弁屋 のり介」です。実際の店舗がないいわゆる「ゴーストレストラン」で、それぞれのフードデリバリーサービスのウェブサイトなどから注文を受け付けています。このゴーストレストランでも、多い日には1日で約100個の弁当が売れるということです。

(ミスターハイカラ/梅田一樹 店長)
「1回落ち着いても、やはりお客さんはもう前みたいに戻らないと思うんですよ。それこそ今、家での楽しみをお客さんも覚えたと思うので、ゴーストレストランの方も伸びていくんじゃないか」

岡山・香川でフードデリバリーを使ってる人はどれくらい?

 パークKSBアプリのアンケートでどれくらいフードデリバリーを利用するか尋ねたところ、70パーセント以上の人が「ほとんど利用していない」という回答でした。

 「ほぼ毎日」または「週に数回利用する」とした人は、合わせても2パーセントでした。

 「利用していない人」の声として多かったのは「そもそも対象エリアでない」という声でした。8月に香川県でサービスを開始したフードパンダも、現在は高松市の中心部のみが配達エリアです。この他「衛生面が気になる」や「配達料が高い」などの声も聞かれました。

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