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「時短・酒類制限」解除で高松市の繁華街に人出戻る 喜びの一方で懸念も

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 高松市に適用されていたまん延防止等重点措置が9月30日で解除されました。飲食店への時短要請や酒類の提供自粛も解除となった週末、夜の街には人出が戻りました。

(記者リポート)
「飲食店の通常営業が再開した初日、夜9時です。町には活気が戻ってきました」

 香川県は、8月7日から高松市の飲食店に対して営業時間を短縮するよう要請、まん延防止等重点措置が適用された8月20日からは酒類の提供自粛も加わりました。

 まん延防止措置の解除に伴って時短要請や酒類の制限も解除された10月1日の金曜日。酒店や飲食店からは喜びの声が聞かれました。

(秋元酒店/秋元一成 社長)
「きょうはもうみんな開店みたいなもんやから(注文が)一斉にきています。めちゃくちゃ忙しいですよ」

(麺屋一咲 代表/岩井紳太郎さん)
「(8月から)休業ですね。ずっと休業で苦しい状態が続いてしまいました。(開店出来て)もううれしいのひと言ですね」

(飲食店の利用客は―)
「いつもは家でご飯作ったり家でたまに飲んでたりしたんですけど、やっぱりこういう外でご飯食べることは大事なんだなって。飲食業ってやはり生活の一部なのかなって思いました。おいしいですねぇ、きょうずっと会社でも早く5時半終われって思ってました」

(やきとり大吉トキワ新町店/久保哲也さん)
「いや、本当にねありがとうございます。きょう5時30分にオープンしたんですが、5分前からなじみのお客さん来てくれてありがたかったです。最初は本当に不安半分期待半分だったんですけど、やっていくうちにこれはまたこれからも先いけるなという気にはなりましたね」

 しかし全ての飲食店に客足が戻ってきたわけではありません。

 午後8時に開店するこちらのバーはもう少し我慢の時間が続きそうです。

(バーの経営者は―)
「うちの場合、比較的年齢の高い…お客様、会社でいうと役職者の方が多いので。戻ってくるまで少し時間がかかるかなと。そこは覚悟してますね」

 再開初日の繁華街は午後10時を過ぎても人の姿がありました。喜びの一方で、関係者は再びの感染拡大を懸念しています。

(秋元酒店/秋元一成 社長)
「気持ちはもちろん高ぶるけど、楽しいんだけど。また(感染拡大が)ないのかなと言うのはちょっと恐ろしいですね」

(やきとり大吉トキワ新町店/久保哲也さん)
Q.客に注意を呼び掛けるのは?
「やっぱり(呼び掛けは)していかないといけないのかなと思いはありますね」

 「自粛」と「緩和」を繰り返さないためには、店を利用する側にもこれまで以上に高い意識が必要です。

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