新型コロナウイルスの影響でローンの返済が困難になった人の債務を減免する制度が岡山県で初めて適用されました。
この制度は、自然災害の被災者を救済する債務整理のガイドラインを新型コロナに適用したものです。
この制度を利用した債務整理が岡山県で初めて成立したのは、県内に住む50代の女性です。
サービス関連の会社でパート社員として働いていましたが、新型コロナの影響で会社が休業し、2021年2月に解雇されました。
生活費の支払いなどで借り入れが増える中、2021年2月に弁護士会に相談し、4月に債務整理の開始を申し出ました。そして、9月29日に調停が成立し、教育ローンなど3社からの債務額、約270万円が10万円に減免されました。
取材に対して女性は、「最初の相談の電話はすごく勇気が必要だったが、助かった」と話しました。