香川県では、21日からまん延防止等重点措置が適用されます。8市6町が対象です。
(香川県/浜田恵造 知事)
「本県における最大の危機的な状況を一刻も早く食い止め、適切な医療提供体制を行うためにご理解とご協力をお願いします」
香川県は対策本部会議を開き、まん延防止等重点措置の内容について協議しました。
香川県は19日までの1週間の累計感染者が人口10万人当たり72.7人・療養者が83.3人と、県独自の警戒レベルではレベル3にあたる「緊急事態対策期」の数値を超えています。
まん延防止措置は1月21日から2月13日までで、対象は以下の8市6町です。
【まん延防止を適用(8市6町)】
高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、三豊市、観音寺市、さぬき市、東かがわ市、土庄町、小豆島町、宇多津町、多度津町、三木町、琴平町
19日の時点から東かがわ市など1市2町が追加されました。
1週間の累計の感染者が人口10万人当たり30人を超えていることを対象の基準としていて、県は今後の状況次第では残る3つの町についても追加する可能性があるとしています。
飲食店に対しては営業時間の短縮や酒類の提供の制限などを要請します。県が認証する飲食店は「営業は夜9時まで、酒類の提供は夜8時まで」か「営業は夜8時まで、酒類の提供は停止」のいずれかを選択できます。
認証を受けていない店舗には「営業は夜8時まで」で「酒類の提供は停止」することを求めます。
要請に応じた店舗にはその店の売り上げに応じた協力金を支払うとしています。「ワクチン・検査パッケージ」は適用しません。
県立学校の部活動については自校のみでの練習や大会への参加は可能ですが、他校との交流などは認めないとしています。修学旅行など、宿泊を伴う活動も原則、実施しないよう求めます。
まん延防止措置の期間中、2月2日に県立高校の自己推薦入試が予定されていますが、県教委によりますと、日程や内容に変更はないということです。
旅行代金を割り引く「新うどん県泊まってかがわ割」は21日から新規予約の受け付けを停止。既に入っている予約についても1月27日から2月13日までに出発する旅行への助成は停止します。
栗林公園などの県有施設については、感染対策をすれば感染リスクは少ないと判断し、今回は閉園などはせず営業を継続するということです。
(香川県/浜田恵造 知事)
「人と人が集まって大きな声を出して近距離で接触していくという機会が減っていくことにより感染拡大が抑えられていく」