2月14日はバレンタインデーです。今年は作り手のこだわりが詰まったチョコレートはいかがでしょうか?
岡山県矢掛町にあるチョコレートとカカオの専門店「issai」。店内のカウンターや椅子などには、矢掛町産の花こう岩を使っています。
(記者リポート)
「店内の石は全て、このように模様が入っていて、お墓の石としては使えないものを使っています」
彫刻家でもある店長の松村さんがチョコレート用の石臼の開発に携わったことがきっかけでオープンしたこの店。カカオ豆をひいたり、チョコレートを練ったりする工程は、全て石臼で行っています。
(issai/松村晃泰 店長)
「すごく香りが良くて、甘みが強く出ていると思います」
ピュアチョコレートには、ガーナやコロンビア、ペルーやメキシコなど世界各地のカカオ豆がそれぞれ1種類のみ使われていて、風味や香りの違いを楽しむことができます。
(issai/松村晃泰 店長)
「コーヒーやワインのように産地が違えば、味わいが違うというのを楽しんでいただきたいなと思います」
岡山市の岡山高島屋では年に一度のショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」を開催しています。2022年のテーマの一つは「岡山県、地元の生産者の方に注目した岡山ブランドの充実」です。
総社市の「Ciel bleu」のおすすめは「テリーヌショコラ(ハーフ)(972円・税込み)」。チョコレートが固まるギリギリまでオーブンで焼いていて、しっとりした食感と濃厚な味わいが特徴です。
食べられる花、エディブルフラワーを使った「マーハ」の「花のチョコレート(3537円・税込み)」。「マーハ」は、岡山県出身の田口愛さんがガーナで立ち上げたブランドで、売り上げの一部はカカオ農家の自立支援などに使われます。
(高島屋 食料品部 岡山店担当バイヤー/松谷祥弘さん)
「お味ももちろんなんですけど、その商品に隠された背景やストーリーも知っていただいて、ご購入いただいて食べていただけると、また一味違った食べ方になるのかなと思っています」