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キャッシュカードの振り込み限度額「引き下げ」検討を 詐欺被害減少へ 岡山県警

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 詐欺による被害を減らすため、16日、岡山市の金融機関で警察が利用者に対し、キャッシュカードの振り込み限度額の引き下げなどを呼び掛けました。

(警察の呼び掛け)
「ATMを使っての振り込みをされないのであれば、窓口に行っていただいて、限度額をゼロにしていただくと詐欺に遭いにくい」

 市の職員などを装って電話をかけ「お金が返ってくる」などと言ってATMの操作を指示し口座に振り込ませる「還付金詐欺」。

 その被害を減らそうと、岡山市のおかやま信用金庫・西奉還町支店で警察と行員が、普段ATMを利用しない人に向け、振り込み限度額の引き下げを検討してほしいと呼び掛けました。

 おかやま信用金庫では、キャッシュカードの振り込み限度額を設定することができます。

(記者リポート)
「限度額をゼロに設定したカードを使って振り込もうとすると、取り扱いできませんというメッセージが表示されて、カードが返却されるようになります」

 2022年、岡山県では還付金詐欺の被害が急増していて、3月末時点で2021年の同じ時期よりも22件多い26件となりました。被害額は2390万円ほどで、2021年の約10倍です。

(限度額を設定した人は[84])
「だまされないようにと思っていてもつい……。振り込みができないようにというのはいいことだと思いまして、早速手続きをしていただきました」

(限度額を設定した人は[59])
「本当に振り込みができないということになれば、詐欺も減ってくるんじゃないかなと」

 岡山西警察署では今後、年金の支給日に合わせてチラシを配るなどして引き続き、振り込み限度額の設定について呼び掛けていくということです。

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