障害者雇用をサポートします。岡山県倉敷市に障害者が働く屋内型の農園が完成しました。
9日にお披露目された「トライスルみらい農園 倉敷」は野菜などを栽培する屋内型の農園で、企業が入居し障害者を雇用します。
運営するのは倉敷市の建設会社「旭テクノプラント」などで、栽培指導も行います。
室内には体に無害なUV殺菌ライトが設置され、施設の電力は太陽光発電でまかなう予定です。
(記者リポート)
「こちらの屋内農園では水耕栽培でレタスや、希少価値の高いエディブルフラワーなどの栽培が予定されています」
栽培する野菜の種類は入居する企業が自由に決めることができます。野菜は出荷したり社員食堂で活用したりするなど、さまざまな利用が可能です。
施設では障害者3人と管理者1人を1チームとする最大22チームが働く予定で、障害者の雇用を検討している企業11社を募集しています。
6月中の稼働を目指しているということです。
(旭テクノプラント/藤森健 代表取締役)
「農業の知識知見をDX(デジタルトランスフォーメーション)を利用した技術を通じて再現性高く続けられることによって大手企業の障害者雇用のニーズを満たすことができる。これが今回の事業の醍醐味だと思っています」