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開店当日に店が全焼…絶望から再起した男性が念願の「新店舗」オープンへ 岡山市

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 2021年12月、岡山市の繁華街で起きた火事。飲食店を経営することが夢だった岡山市の男性は、オープン当日、開店のわずか1時間半前にこの火事で店を失いました。あれから9カ月、夢を追い続けた男性は17日、念願の自分の店をオープンします。

 17日に岡山市北区野田屋町にオープンするお好み焼きとワインの店「LOVE SONG」。オーナーの奥埜翔夢さんは17日のオープンに向けて準備に追われています。

(LOVE SONG オーナー/奥埜翔夢さん)
「うれしいのとかなり緊張しています。オープンできなかったというところから始まったので」

 2021年12月、岡山市北区表町の繁華街で飲食店など8棟が焼けました。奥埜さんの店も全焼。念願の店をオープンするわずか1時間半前の出来事でした。約800万円かけて作ったお店やコツコツと集めたこだわりの自然派ワインなど全てを失いました。

(LOVE SONG オーナー/奥埜翔夢さん)
「絶望していました。ダメージが大きかったので思い出せるのは絶望感がその瞬間あったという感じですかね」

 自分の店を、もう一度。支えとなったのは応援してくれる周りの人たちの存在でした。奥埜さんは岡山市のワインショップで働きながらクラウドファンディングを立ち上げ、資金を募りました。

(LOVE SONG オーナー/奥埜翔夢さん)
「感謝の思いと、そこに少しずつ何か恩返しだったり、何か返していけるものがあればなと」

 「LOVE SONG」のこだわりは、くつろいでワインを楽しんでもらう店づくりです。ほとんどのワインは火事で焼けてしまったので、改めて約600本を集め直しました。

 フードメニューは、本場・広島のお好み焼き店で毎日200枚以上焼いていた経験が生かされています。

(LOVE SONG オーナー/奥埜翔夢さん)
「メインはお好み焼き。広島風の麺を使ったお好み焼きソースとかをワインに合うように自分で一から作っていたりとか」

 奥埜さんの夢の場所「LOVE SONG」は17日午後6時にオープンします。

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