業務中の事故をなくします。パトカーに乗る警察官を対象にした運転の訓練が行われました。
業務中の事故を防ぐために、香川県警察本部が開催し、14人が参加しました。
(記者リポート)
「職務質問中に車が動き出したら止めることができるだろうか、そうした体験を行っています」
警察官3人がかりで、車に乗ったまま逃げようとする容疑者の車両を止める訓練では、車両の重さや任務の危険さを確認していました。
次に、現役の警察官で自動車競技のJAFジムカーナ選手権の四国地区チャンピオン・田中康一さんが運転する車に同乗して、スラローム運転を学びました。スラローム運転とは、コース上に並んだパイロンを左右に避けながら走行するものです。
参加者は目線の配り方や、スムーズなハンドルさばきの仕方を学んでいました。
(香川県警 交通規制課/田中康一 交通管制官)
「的確に車を動かすということと、危険を感じたときにはちゅうちょなく、ブレーキを踏んで、車をとにかく止めるということが大事だと思います」
こちらは信号機のランダムな色に合わせて、左右どちらかのコースにハンドルを切る訓練です。パトカーで走行中に、急な歩行者らの飛び出しや、割り込みがあった場合を想定したものです。
(参加者した警察官は―)
「警ら中とか取り締まり中に、飛び出しとか割り込みがあったときに回避ができると思います」
「こういう訓練を元に今後の活動に役立てられるかなあと思いました」
香川県警では 9月23日に高松市の高松道上り線で、パトロール中の覆面パトカーが壁に衝突する事故があったばかりです。