9月30日まで行われている全国交通安全運動に合わせて、香川県警が高速道路での「あおり運転」に重点を置いた取り締まりをしました。
出発式には香川県警の高速隊員12人が参加しました。今回の取り締まりは「あおり運転」に力を入れ、高松自動車道の善通寺インターチェンジと、高松西インターチェンジの間約20kmで行います。
(山下佳乃リポート)
「取り締まりは地上からだけではありません。上空約500mの広い範囲から、あおり運転がないかしっかり監視します」
県警のヘリコプターが危険な運転をしている車を見つけると、地上のパトカーに連絡します。
約2時間半の取り締まりであおり運転は確認されませんでしたが、ドライバーの中にはヒヤッとした経験をした人もいました。
(ドライバー[60代])
「あおり運転と言っていいのか分からないけど、急に追い越してきたので。ガッと割り込んできたり」
「(車が)後方から来てピタッと引っ付いてあおられるっていうのはあります。すぐ空いたら走行車線には逃げますけど」
香川県警は、7月に三豊市の県道であおり運転をしたとして、乗用車を運転していた男を8月、書類送検しました。他の車の前に急に割り込み、その後、バックするなどの行為を約900mにわたってしたとされています。
香川県警は、あおり運転の被害に遭った場合はサービスエリアなどに避難して、すぐに110番通報するよう呼び掛けています。
(香川県警 高速隊/溝渕健平 隊長)
「あおり運転は本当に非常に危険な行為であります。重大事故に発展する恐れがありますので、ドライバーの皆さんは譲り合い・思いやりの気持ちを持って運転していただきたい」