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全国大会2連覇の“空手少女” 小学2年生・桑野寧さん「もっとずっと優勝したい」 香川【こどもミライパーク】

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 子どもたちの今を伝える「こどもミライパーク」。今回は、直接相手に打撃を加える空手「フルコンタクト空手」に打ち込む香川県高松市の小学2年生の女の子を紹介します。

 高松市で空手を練習している選手たち。その中の1人、空手道修慧会に所属する小学2年生・桑野寧さん、8歳。2人の兄の影響で空手を始め、空手歴は現在4年です。

(小学2年生/桑野寧さん)
「お兄ちゃん達がやっていて、自分もやりたいなと思って。試合で優勝している子がかっこよくて、自分も優勝したい!」

 JKJO(全日本空手審判機構)が行う「JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」で、寧さんは地区大会を勝ち上がった全国の選手を相手に2020年は「幼児女子の部」で優勝。2021年は「小学1年女子の部」で優勝。2年連続で頂点に立ちました。ほかにも複数の全国大会で結果を残しています。

 そんな寧さんの得意技は――。

(小学2年生/桑野寧さん)
「顔を蹴ったらすぐに勝ったりできるので、上段回し蹴りが得意です!」

(空手道修慧会/原未宇 代表)
「体を倒したら誰でも足が上がるんですけど、それでは決まらないので、相手に分からないように上段回し蹴りを決めるためには、頭の位置が動かないような状態から蹴れると良く当たる」

 寧さんの上段回し蹴りは、頭の位置が変わらず体が倒れないので相手が予測しづらいという特徴があります。

 それが出来る理由が「体の柔らかさ」にあります。開脚をしてもらうと足の角度はほぼ180度に開きます。

(空手道修慧会/原未宇 代表)
「(寧さんは)骨盤周りが非常に良くゆるんでいて良く機能している。それが今の動きにつながっている」

 今回は特別に寧さんの上段回し蹴りを受けさせてもらえることに。

(荻津尚輝アナウンサー)
「ちゃんと構えていたのに、体が後ろにドンと押されるような衝撃があります。強いです」

 2年連続で優勝している全日本ジュニアは11月20日に開かれる予定で、この日は、大会に向けて実際の試合時間「1分30秒」で、スパーリングしていました。相手はほぼ全員が先輩。印象を聞いてみると――。

(小学4年生/田中陽基くん)
「強いです。パンチの速さとか蹴りの強さ。一生懸命限界を出し切っている」

(小学2年生/山本愛絆咲さん)
「(普段は)優しくて親切。(空手では)かっこよくて負けず嫌いが出ている」

 練習を見守る母親の明恵さん。娘の寧さんに元々空手を習わせるつもりはなかったそうです。

(桑野明恵さん)
「バレエをやらせようかと思ってレオタードまで準備していたんですけど、寧の方から泣きながら『いつになったら空手できますか?』って。こんなに泣くほどやりたかったんだなって」

 今では週4日ある修慧会での練習に加え、2人の兄と一緒に自宅でも練習するそうです。

(高校2年生/桑野魁さん)
「いつもスパーリングでお兄ちゃんに勝とうとしてきます」

(小学6年生/桑野瑠さん)
「泣きながらでも挑んでくる」

 10月31日は11月の全国大会を前に、出場する修慧会のメンバーで高松市長を表敬訪問しました。

(高松市/大西秀人 市長)
「ぜひとも日頃培ってきた実力を遺憾なく発揮し、本大会でも素晴らしい成績を残していただきたい」

 寧さんが目指すのはもちろん3連覇です!

(小学2年生/桑野寧さん)
「試合でももっとずっと優勝したいので。もっと練習して頑張ります」

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