国内で流通する「アボカド」はほとんどが輸入品です。国産のアボカドをもっと広めようというイベントが香川県観音寺市で開かれました。
アボカドの生産者や専門家らで作る日本熱帯果樹協会などが開いた「国産アボカドフェスティバル」です。
(記者リポート)
「きょうのフェスティバルにはアボカドのアイテムやカラーを身にまとった人が全国から300人ほど集まっています」
会場には、これからアボカドを生産してみようと考えている人や研究者らが集まり、品評会で受賞した宮崎市や広島県福山市産の果実が展示されました。
(記者リポート)
「こちら標準的なアボカド。そしてこちらはブラジルの種を沖縄で育てたもの。1.5kgあります」
協会によると、中央アメリカ原産のアボカドは寒さに弱いこともあり、国内で流通しているのはほとんどが輸入品です。しかし、国内でも少しずつ生産者が増えていて、松山市では耕作放棄されたかんきつ畑を利用した栽培も行われています。
(松山市でアボカドを栽培/西原順一郎さん)
「アボカドで生活ができるぐらいになったら、そういうことを示していったら、皆、アボカドを作ってみようかなと思うようになるんやないか」
(日本熱帯果樹協会/河野明広 会長)
「アボカド、あるいは熱帯果樹を愛する人たちが、いろんな情報交換をして、少しでも自分のものにしてほしい」
18日は、三豊市のアボカド生産現場で見学会も行われます。