香川県土庄町豊島の産廃不法投棄現場で香川県が行っていた産廃処理事業の完了が、26日に開かれた技術専門家の委員会で承認されました。
県が行っていた産廃処理事業のうち、関連施設の撤去や、最終段階といえる処分地の整地が3月10日に終了し、16日に確認を行いました。これを受け26日、県が出席して技術専門家の委員会がリモートで開かれました。廃棄物対策豊島住民会議のメンバーも傍聴人として参加し、県が地下水の浄化、関連施設の撤去、整地工事の状況などを説明しました。そして、2000年から始まった処理事業が完了したことを委員会として承認しました。
3月末には池田知事が豊島を視察する予定で、23年にわたった産廃の処理事業が終わることになります。
処理事業は完了したものの、処分地を豊島住民に返還するには、地下水が環境基準をクリアする必要があり、県は今後も水質浄化についてのモニタリングを行う事にしています。