男子ソフトボールの強豪・平林金属が28日、リーグ開幕戦に臨みます。チームの柱が引退した中、地元出身のルーキーがエースの座を狙っています!
岡山市の平林金属男子ソフトボール部。2018年からの3連覇を含め、日本リーグで6度の優勝を誇る名門チームです。
その中心となっていたのが、昨シーズン限りで引退した松田光さん。日本リーグで最多勝と本塁打王をそれぞれ5回獲得するなど、ソフトボール界の二刀流としてチームを引っ張りました。
(平林金属/吉村啓 監督)
「看板選手の松田という存在がいたんですけど、今度は誰が看板になってやろうかというハングリーさを持ってこのオフを過ごしてきたので、それぞれが自分の持ち味を全面に出してくれるんじゃないかなと」
そんな中、今シーズンは次の「主役」を狙う4人のルーキーが入団しました。
特に注目なのが、ソフトボールの強豪・新見高校出身の阿曽慣太投手(18)。最速127キロの速球に手元で鋭く沈む「ドロップボール」を武器とするエース候補です。
(新見高校出身/阿曽慣太 投手)
「松田さんは引退してしまったんですけど(他の先輩の)いいところをしっかり吸収して、これから自分のピッチングを仕上げていきたいと思っています」
あどけなさも残る18歳。新見高校時代は、インターハイで2年連続決勝で敗れ、準優勝に終わりました。その悔しさをばねに、社会人では頂点を狙います!
(新見高校出身/阿曽慣太 投手)
「高校時代ではあと一歩というところで優勝といううれしさを味わえていないので、平林金属でリーグだけでなく五冠(主要大会制覇)をとれるように僕自身もチームに貢献したい」
男子ソフトボールの日本リーグは28日、広島県で開幕します。6月には阿曽選手の地元、新見市でもリーグ戦が行われます。