電動リフトで自転車の積み下ろしができる「サイクルバス」が香川県に誕生しました。
高松市に本社がある琴平バスが導入したサイクルバス「Breeze Voyage(ブリーズ・ボヤージ)」です。一見、普通のバスですが……
電動リフトを使えばロードバイクはもちろん、バッテリーが重い電動アシスト式の自転車も簡単に積むことができます。
ロードバイクなどサイクリングの人気が高まっていることから、これまで主に車いすの利用者向けに使っていた電動リフト付きのバスを改造しました。
定員は21人で、中央のいすのないスペースに自転車を最大12台置くことができます。また、アフターコロナに向けてこのような動きも……
(記者リポート)
「こちらサロンスタイルになっていて、バスの中でも向かい合いながら話を楽しむことができます」
トランクにも車輪を外した自転車を8台まで置くことができます。
(琴平バス/楠木泰二朗 社長)
「スタート地点に到着したらすぐに走り出せる、ストレスのないバスということで、これまでにできなかったような旅の提案ができるのかなと思います」
サイクルバスの導入に合わせて、琴平バスは初心者から上級者まで楽しむことができる4つのサイクリングルート「新・こんぴら五街道」を提案しています。
「Breeze Voyage」は21日から運行開始です。原則として貸し切りでの利用を想定していて、1日12時間、200キロほどの走行距離なら、運転手付きで10万円ほどだということです。