2022年度、香川県に寄せられた配偶者からの暴力、いわゆるDVの相談件数は、前の年度を下回ったものの、依然として高い水準であることがわかりました。
香川県のまとめによると2022年度「香川県子ども女性相談センター」が受け付けたDVの相談件数は、1022件でした。前の年度より142件減ったものの過去2番目に多い数字で高止まりの傾向が続いています。
暴力の種別では「身体的暴力」が555件で、2年続けて最も多くなりました。次いで暴言やおどしなどの「精神的暴力」が443件となっています。
世代別で最も多かったのは30代の262件、次いで40代の259件となっていて、子育て世代の20代から40代が全体の約6割を占めています。
香川県は「今後も若年層を対象に出張講座を行うなどしてDVの未然防止などに努めたい」としています。