夏の高校野球・香川大会、地元を離れて野球に打ち込む選手が大好きな親へグラウンドから感謝の思いを届けます。
大手前高松のキャプテン・有冨友人。多くの選手が大手前高松中学校から進学してくる大手前高松の野球部で、数少ない県外の中学校出身です。
(大手前高松/有冨友人 主将[3年])
「ここまで地元から離れたところでやらしてもらってるのは全部親のおかげなんで、僕も親が大好きやし、親も僕のことが大好きやと思うんで」
(父/正倫さん)
「可愛いですね。ちゃんとお礼の言葉とかを素直に言ってくれるようになったので、ますます可愛くなりましたね」
(大手前高松/有冨友人 主将[3年])
「大好きなんで、そのために勝ちたいなって思います」
親への愛を力に変えて、いいところを見せたい!
大手前高松は1点を追う3回、ランナー1塁で有冨がショート深くに打球を放ち、相手のエラーを誘い出塁します。
(父/正倫さん)
「なんとか結果繋がったのでよかった。なんでも泥臭くやってくれたらいい」
なおも1点を追う7回、大手前高松はランナー3塁のチャンスで2番・河田がレフトに大きなフライを放ち、3塁ランナーがタッチアップでホームイン。同点となり、有冨もベンチで喜びを爆発させます。
続く攻撃でランナー1、3塁のチャンスをつくると有冨はフォアボールで出塁。相手の先発ピッチャーを引きずり下ろします。
しかし、満塁のチャンスをいかせず、同点のまま延長タイブレークに……。
大手前高松は10回表に1点を勝ち越すと、10回裏には有冨の素早いバント処理などでホームを踏ませず、準々決勝進出を果たしました。【大手前高松 4-3 尽誠学園 延長10回タイブレーク】
(父/正倫さん)
「大好きです。あとでなでてやります」
(大手前高松/有冨友人 主将[3年])
「親って本当にありがたい存在だなと思う。勝つことでしか恩返しできないと思うので、これからも勝ち続けたい」